ペルー記


by mieko_0220
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Primaveraへの過酷な道のり

アボカドとバナナの夫婦を訪ねて三千里。

本日の目的地は「Primaviraプリマベラ」という村。日本語に訳すと「春」。いつも日曜日に美味しいアボカドとバナナを売ってくれる夫婦の家のある村です。

朝3時半起床。まだ真っ暗の朝4時のコンビ(ワゴン車)に乗って出発。

約2時間、6:30「Shitacochaシタコッチャ」という村に到着。ここから目的地のプリマベラまでの交通手段は徒歩のみ。
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「プリマベラのペドロ・ロドリーゲスの家はどこ?」と会う人、会う人に聞きながら。(もちろん住所はないので。)プリマベラは渓谷の麓にあるらしい。
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朝ごはんを食べて、7:30いざ出発。

壮大な風景。渓谷に囲まれ、圧倒。人も車も何もなく、風の音と鳥の鳴き声のみ。カハバンバの町の山を越えたところにこんなデッカイ自然が広がってるとは・・・
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山を下って約1時間、「Primavera」の看板。「お~着いた!?な~んや、近いやん!」と余裕で歩を進めていくと驚きの光景。え!?集落らしきものが一切見当たりません。
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少し歩を進めてみると、遠くに集落らしきものが見えました。近く感じるんですが、あの遠くに見えるクネクネ道を歩いて行かなければならないようです。
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とにかく谷の下まで下りないと行けないらしく、どんどん下っていくと、川発見。あまりのキレイさにビックリ!はしゃぎまくりです。
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そして、山を登り、また下ってまだまだ歩きます。放し飼いの牛に出会うだけで誰もいない道。とにかく目指すは集落。あそこから下ってきたのです。
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やっと、やっと到着。玄関は木が横になっているだけ。今は2011年でフジモリ・ケイコの大統領選をしているというのに、おっちゃんは2000年のフジモリ元大統領のTシャツを来てお出迎え!
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時計を見たら10時30分。3時間の道のり。ちなみに帰りのコンビ(ワゴン車)はシタコッチャを15時00分に出発します。持ち時間は約1時間半。

バナナとパッションフルーツのジュースをご馳走になり、少し休んだら、すぐに収穫開始。
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バナナ、みかん、レモン、アボカド、パパイヤ、豆畑。迷子になるほどの大きな畑。
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コーヒーまで。
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おっちゃんはどれが美味しいかわかってて、次々に収穫していきます。マジかっちょいい。私はみかんにかぶりつきながら後を追うのみ。楽し過ぎます。
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アボカドも沢山。「セニョリータの好きなアボカドはこの木」と。いっぱい採ってくれました。
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トイレは?・・・その辺で。手洗いは・・・川で。鼻水・・・葉っぱで。。。100%に近い自然だけの生活。
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奥さんが時間のない私達に大慌てでお昼ご飯をご馳走してくれました。大量のジャガイモに干し肉の炒め物。しかもてんこ盛り。
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急いで食べて記念撮影して、「ありがと~またいつか来るから~」と、予定よりも30分遅い12:30分においとま。
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ここからが勝負!せっせと無言で登ります。とにかくコンビがなくなってしまったら帰れないんです。

日蔭のない日中の強い陽射しの中、黙々と登り、やっとの思いで川に到着。少し息を整え、持っていた500mlの水を半分ほど飲み、再び出発。ここで私は友のスピードに着いて行けず、友にはコンビを引きとめてもらうため、先に行ってもらいました。

が・・・その直後、てんこ盛りのお昼ご飯を食べたせいか、照りつける太陽のせいか、一回目の嘔吐。誰もいないし、誰も助けてくれないし、とにかく前に進むしかない。と前へ前へ自分との戦いです。

次は足の痙攣。座ったら立ち上がれなくなりそうで、踏ん張りながら痙攣が治まるのを待ち、また一歩一歩前へ進みます。

日蔭のないクネクネ道、顔面を太陽が照りつけ、頭痛。その上、水も尽き果てるという最悪の事態。

立ち止まって、座り込んで、「迎えに来てくれ~」って頼みたいところですが、なんせ誰もいないし電波なんてあるはずもなく。とにかくゆっくりでも一歩ずつ進むしかなく、死にそうになりながらも山の頂上に到着。

そこに犬を連れたおじちゃんを発見。その瞬間、2度目の嘔吐。おじちゃんビックリして背中をさすってくれ、水まで飲ませてくれます。

おじちゃんに「あとどれくらい?」と聞くと、「あと1時間ちょっと。」と。私「もう無理。」「死ぬ。」「疲れた。」こればっかりを繰り返して、その都度おじちゃんが水を与えてくれ、2人と1匹でシタコッチャを目指します。

おっちゃんはもう喋れない私にずっと話し続けます。「神がセニョリータを助けてくれたんやな。」と。私は力を振り絞って「あんたがうちの神さんでっせ。」と。マジ神さんに見えるほどの優しいおじちゃん。
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陽が沈みかけ、やっと体力も回復し、そしてシタコッチャに16:30に到着。3時間45分の道のり。あまりの疲れと頭痛に地面に倒れ込みグッタリ。
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友は15:55に到着したらしく、(しかも友も嘔吐したらしい。)結局コンビには乗れず、朝4:00まで待つことに。。。

お土産にもらったバナナがリュックの中でグチュグチュになり大掃除。
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日中あんなに暑かったのに夜は冷え、道にあった火でパンを温めながら食べ、牛乳を飲ませてもらい、コンビの運転手さんの家で泊まらせてもらいました。(なんせ泊まるところないので。)ホント、みんな良い人ばかり。
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プリマベラへの道のりは自分の限界を見て、そしてその限界を越えた気がしました。今までで群を抜いてキツイ1日でした。でも、いつかまた遊びに行きたいです。
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by mieko_0220 | 2011-05-14 20:46 | 遊び